家を建てるってむずかしい

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パナソニックホームズでマイホームを新築しました😆家づくりの知識は全然ないけれど、勉強しながら我が家の事を中心に発信しています✨目指せ、シンプル&スマート❕

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家庭用蓄電池としての機能はどう?電気自動車『日産リーフ』の導入について我が家で検討してみた結果

2020年末にパナソニックホームズで注文住宅を新築した我が家。

新築時、太陽光発電システムは導入し、蓄電池は導入しないという決断をし今に至っています。

更には、将来的には家庭用蓄電池の機能も併せ持つ電気自動車の導入を視野に入れていました。

 

マイホーム新築から1年以上が経過した現在、電気自動車導入について本気で検討することになったため、我が家が実際に検討した内容をまとめてみたいと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

我が家の基本情報

 

今回の内容に関する我が家の基本情報は以下の通りです!

 

太陽光パネル:あり(4.1kWh)

 

我が家は太陽光パネルを付けています。

「ガンガン売電しよう!」というような思考ではなく、あくまで「我が家で使う電気分を自給自足出来たら」という位置づけのものなので、容量は最小限。

自家消費と、万が一の災害時にも役に立つかな?程度です。

 

 

 

蓄電池:なし

 

我が家が考える蓄電池のメリット

①災害時に安心

②太陽光パネルから蓄電することで電気代が安くなる?

の2点。

理由のほとんどが①の災害時用で、②に関しては我が家はオール電化ではなくガス併用を選んでいることもありそこまで大きいメリットとして捉えられていません。

 

一方デメリットは

①設置スペースが必要

②コストが高い(導入時、交換時)

の2点と我が家は考えています。

 

パナソニックホームズからは、新築計画時に蓄電池の案内がありました。

我が家が検討していた当時(2020年)で、約82万円(蓄電池容量5.5kWh、電力切り替えユニット、バックアップ分電盤)とのことでした。

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イニシャルコストに加え、蓄電池は他の電化製品と同様に耐用年数は10~15年程度とのことで、時期が来たら買い替えることになります。

その買い替えのコストも含めて検討し、メリットでもある災害時の安心と天秤にかけても、我が家にとっては「購入時期は今ではない」という結論でした。

 

 

 

EV用屋外電源:あり

 

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パナソニックホームズでは、電気自動車充電用の屋外電源は標準装備です。

電気自動車を自宅で充電しようとする際には必ず必要になるため(ほとんどだと思いますが)、EVコンセントがなければ別途工事をし増設することが必要です。

 

 

 

我が家の車の使用状況

 

我が家は車2台持ちです。

 

1台は家族でのお出かけや子どもたちの送迎用のミニバン。

もう1台は主に夫の通勤用。通勤距離は往復で60㎞弱です。

距離も年数もかなり乗っているこの通勤用の車が数か月後に車検、ということで買い替えを検討する中の一つの可能性として電気自動車があります。

それが、今回のお話の出発点です。

 

 

 

 

電気自動車を家庭用蓄電池として使用するということ

 

電気自動車を蓄電池として使用するために必要なこと

 

家庭のEVコンセントや充電スポットで充電することで、ガソリンを使わなくても走行出来るのが電気自動車。

電気自動車には大容量のEVバッテリーが搭載されており、対応車種はこのEVバッテリーを家庭用蓄電池として使用することが出来ます。

けれど、ただ「電気自動車を持っている」というだけでは家庭用蓄電池としては使用できません。

 

V2H("Vehicle to Home"の略)という、電気自動車のバッテリーに蓄えた電気を家庭で使用するための仕組みが必要になります。

 

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https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/leaf/v2h.html

V2H機器も別途購入が必要になるため、機能やお値段が気になります。

もちろん、先程述べたEV電源も必須です!

 

 

 

電気自動車を蓄電池として使用するメリットとデメリット

 

我が家が考える電気自動車を蓄電池として使用するメリットは

①災害時に安心(蓄電池に対するメリットと同じ)

②蓄電池を設置するスペースが必要ない

ということでしょうか。

蓄電池を導入しようとする際にデメリットに感じていた設置スペースの問題は、普段から確保している駐車スペースのみで良くなります!

 

一方で、デメリットに感じるのは

①価格が高い?

②・・・💦

あまりに知識がなく、多くを語れません💦

 

そもそも私は電気自動車についても全く細かいことはわからず、車の買い替えに際し電気自動車が我が家にとって最適解なのか?!ということを調べてみようということになりました!

 

 

 

 

電気自動車と言えば『日産リーフ』!実際に行ってみた

 

色々な疑問を解決するため、実際に話を聞きに行ってきました!

電気自動車と言えば、蓄電池容量も多いと評判なのが日産のリーフ

日産に行き色々お話を伺い、実際に試乗もさせてもらいました。

その時に我が家がぶつけた疑問に関してのお答えを以下にまとめていきたいと思います!

 

 

 

日産リーフの自動車としての性能

 

まずは、電気自動車とガソリン車との違いも含め、リーフの車としての機能について以下の点を聞いてみました!

 

・満充電時の走行距離は?

・充電にかかる時間や電気代は?

・車検に関してガソリン車との違いは?

・バッテリーの性能は?

・リセールバリューは?

・実際の運転や走行はガソリン車と違いがあるのか?

 

満充電時の走行距離は?

 

2022年3月現在、リーフのバッテリー容量は40kWhと62kWhの2種類があります。

電気自動車はアクセルを踏んだ時に電力を使い、ブレーキを踏んだ時に出る電力を回収するという仕組みだそうなので、乗り方によって変動があるというのが前提だそうですが、満充電時の目安として

40kWhバッテリーで約220㎞

62kWhバッテリーで約340㎞

というのが走行距離の目安だそうです。

 

 

充電にかかる時間や電気代は?

 

充電スピードは電池残量により大きく左右するとのことでしたが、目安として

①残量60%程度で家庭用充電器につなぐと約6時間程度で満充電となる

②日産店舗の急速充電器を使うと、30分で約25%程度充電される

というお話でした。

充電スポットを利用する場合は10分1セット~、最大30分(3セット)で充電する場合が多いそうです。

 

充電スポットで充電する場合、全国で30,000基(そのうち急速充電器は7,950基)の充電スポットを加入者専用カードを使い利用します。(もちろんカードがなくても利用可能)

料金体系は定額制(月額4,000円、6,000円、10,000円)あるいは都度課金制(月額500円)だそうです。

定額制に加入した場合、金額に応じて決められた急速充電時間(10分1セットでの回数)内での利用と、普通充電器は無制限で利用出来るそうです。

(急速充電器の利用上限を超える場合は、別途課金することで追加で利用できる)

 

自宅での充電を一切せず全て充電スポットを利用する場合、1か月の燃料費?が定額制の最安4,000円で済む、ということのようです(ただし、かかる時間は度外視)。

 

 

車検に関してガソリン車との違いは?

 

電気自動車は、ガソリン車に比べ

・パーツが少ない

・検査項目が少ない

という点で、車検代は安くなることが多いそうです。

オイル交換が要らなくなり、必要な部品交換もブレーキパッドやタイヤ、ワイパー程度に少なくなるとか。

 

電気自動車自体にお金がかかるイメージだったため、車検代が安くなるというのは私にとっては驚きでした。

 

車検はディーラー以外でも可能とのこと。

 

 

バッテリーの性能は?

 

リーフは、バッテリー容量を8年16万㎞保証しているそうです。

この保証期間内に容量が低下してくる場合にはパーツも含め交換等対応してくれるそうです。

「保証期間を超えた際にバッテリー交換が必要になった場合には費用はどのくらい掛かるのか?」ということも聞いてみましたが、

「交換になった場合には100万円くらいかかる」

とのことで、ガソリン車のバッテリー交換よりは費用が掛かるそうです。

 

バッテリー交換はディーラーでのみ可能で、更にその中でも『EV認定店』という店舗でしか行えない、ということでした。

 

 

リセールバリューは?

 

「電気自動車はリセールバリューが低い」と聞いたことがあったため、こちらも質問してみました。

発売当初の第一世代のリーフは、「正直リセールバリューが低い」と言っていました。

けれど、3,4年前に発売したモデルからはリセールバリューも安定しているとの説明でした。

 

 

実際の運転や走行はガソリン車と違いがあるのか?

 

これは、実際に試乗させてもらい確認!

主観的には音がすごく静か!振動が少ない!!と感じましたが、それ以外の操作性等はガソリン車と変わらないと感じました。

 

 

以上が、自動車としての性能についてでした!

 

 

 

日産リーフの蓄電池としての性能

 

蓄電池の容量として考えた場合、一般的な家庭で使用する電力の

40kWhで約2.5日分相当

62kWhで約4日強相当

だそうです。

我が家が提案された5.5kWhの蓄電池では使用できるのは10~11時間とも言われます。

それに比べるとかなりの大容量です!

 

蓄電池は耐用年数が10~15年程度となり買い替えが必要ですが、その点はリーフもバッテリーの経年劣化は生じます。

ただし、8年16万㎞まで保証期間があるのは一般の家電製品よりは手厚いのかも知れません。

 

蓄電池としての機能は、決して低くはないと思いました。

 

 

 

 

ついでに公開!リーフの見積もり

 

リーフは2022年5月にマイナーチェンジが決定しており、現在は在庫車のみ売り切りとなっているそうです。

そのため、「普段はほとんど値引き出来ないですが、今ならガン!と引けます!」

と言って、見積もりを作ってくれました。

それがこちら↓

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62kWhバッテリーのe+というシリーズ(現在在庫があるもの)です。

値引きが60万円入り、442万円也!!

 

別途購入が必要なV2Hはメーカーや機能により値段が異なり、大体30~70万円程度とのことでした。

 

リーフは国の補助金を受けられるため、補助金85万円分は戻ってくる計算になるとのことでしたが・・

それでも高い!!ですよね💦

 

余談ですが、リーフのマイナーチェンジと時を同じくして軽の電気自動車も発売されるそうですよ。(バッテリー容量や詳細な情報はまだ一切わからないとのことでしたが)

 

 

 

 

我が家の検討結果は?!

 

説明を聞き、いざという時の蓄電池としての機能は理解、納得出来ました。

単体での蓄電池導入と比較し、メリットもあると感じましたし蓄電池としての容量も大きく、安心感があります。

 

一方でいざという時よりも日々の生活の中での車としての導入をイメージしてみると、我が家の理想は

月~金までの通勤(往復60㎞×5日=300㎞)を充電なしで走行し、

休日である土日に太陽光発電で充電する

というもの。

休日はこの車に乗ることがほとんどありませんし、時間がかかっても大丈夫(太陽さえ出ていれば)。これだと燃料費は実質ゼロ。もちろん、土日の天気に左右されるのは重々承知の上です。

62kWhタイプで走行距離が約340㎞とのことだったので、ギリギリでしょうか・・

 

最大にネックなのは充電時間がかなり長いこと。

そして、まだまだガソリン車に比べ値段が高いこと。

今後軽自動車が発売されたり、他メーカーも本腰を入れると報道されたりもしています。

 

これらを踏まえ・・我が家の結論は、

電気自動車の我が家への導入は今じゃない!!

ということになりました。

 

今後電気自動車を扱うメーカーが増え、様々な車種が発売されることでの価格競争や、充電に関する技術進歩をもう少し待ちたいな、というところです。

 

 

今回は、以上です。