【ヘーベルハウスオーナーのズブロッカ大佐にインタビュー!】①ヘーベルハウスの強みとは??
今回は、インタビュー記事第二弾です!!
今回インタビューさせてもらったのは、ブログ仲間でTwitter仲間のズブロッカ大佐さんです✨
ズブロッカ大佐のブログはこちら↓
ズブロッカ大佐(以下大佐)は、
ヘーベルハウスオーナーさん。
先日こんなブログを投稿し驚かされました💦
辞める宣言をした直後ではありますが、
早速引っ張り出して
グイグイと色々な質問をしてみました!
特に大佐は経歴もすごい(以下参照)ので、
お話がとても勉強になりました!
是非皆さんもご覧ください!!
今回は、大佐へのインタビューの1回目として
ヘーベルハウスの強みについて
聞いてみたいと思います!!
ズブロッカ大佐ってどんな人?
まずは、大佐について簡単に。
・北海道生まれ
・大学は建築学科を卒業
・ノンバンク金融に就職→陸上自衛隊→IT業界へ
以上!
・・・雑💦💦
簡単すぎますが、
こんな面白い経歴をお持ちの方です。
詳しいプロフィールはこちら↓
ですので、言わずもがな建築に関して詳しい!
今回の(いつもの?)無知な私の質問に、
非常に丁寧に答えてくれました✨
さっそく本題に入ります!
ヘーベルハウスの強みについて
いくつか聞きたいことがあったのですが
まずは敢えてこれから聞いてみました。
大佐は沢山ある選択肢の中から
ヘーベルハウスを選び、
打ち合わせを重ね、
そして建築行程も毎日現場に通って
全て見てきています。
まさにヘーベルハウスを知り尽くしているはず!!
そんな大佐からみた
ヘーベルハウスの強みとは・・??
ヘーベルハウスの強みってなんですか?
ヘーベルハウスの強みは、やはり耐災害性能でしょうね。
ヘーベルハウスにも軽量鉄骨と重量鉄骨の2つがあるのですが、
正直軽量鉄骨についてはわざわざヘーベルハウスを選ぶこともないかなと思っているのです。
(耐震実験結果などは軽量鉄骨のパターンでは公開してないので、自信ないのかな?と思っています)
重量鉄骨とALC※という組み合わせは、基本的に熱に弱いという鉄の特性に対して耐火性が高いALCを組み合わせて弱点の補完をし合っている点で、とにかく地震・雷・火事・親父(は無理)の災害に対する強度を何よりも優先しているってのが強みじゃないでしょうかね。
※ALCとは
高温高圧で蒸気養生された軽量気泡コンクリート。一般的にはパネル状に成型され、鉄骨造の外壁・屋根・床・間仕切壁などに使用される。軽量で断熱性や耐火性などに優れている。外壁パネルはさまざまなデザインの意匠パネルが用意されている。
※ヘーベルハウスのヘーベルはドイツのヘーベル社で作っているALCの商標名
ヘーベルハウスの中でも
重量鉄骨と軽量鉄骨が選べるのですね!
そもそも、その違いって・・??
軽量鉄骨と重量鉄骨の違いについて、簡単にお願いします!
厚さ6mm以上の鋼材を使ったものを重量鉄骨、それ未満が軽量鉄骨です。
木も鉄もそうですが、部材が厚い方が強度が高いのはわかると思いますが、まずはその違いがあります。
ヘーベルハウスに着目すると、ヘーベルハウスは鉄骨ラーメン構造となっています。
ラーメン構造の特徴としては、柱と梁で構造体を構成するので基本的に木造在来工法などにある筋交いなどは無くても良いのですが、ヘーベルハウスの場合軽量鉄骨になると、免振構造のためにブレースが入るんですよね。
こういうの↓
へーベルメゾンの特徴 | 東京都心部を中心に3店舗のネットワーク!アクタスプラン株式会社 (actus-p.com)
軽量鉄骨でもALCを使っている、というのは同じなのでしょうか?
ヘーベルハウスはALCを使っています。
ヘーベルハウス最大の特徴は、ALCと鉄骨という組み合わせの建物なので、重量だろうが軽量だろうがALCは使います。
じゃあなぜ2種類出しているのでしょう?
やはり重量鉄骨の方が価格が高くなりそうだから、そういう差別化ですか?
軽量鉄骨の方が安いからでしょうね。
軽量鉄骨のヘーベルハウスは坪単価で言うと80万~、一方重量鉄骨になると100万~と思っていた方が良いです。
ヘーベルハウスに限らないですが、2階建て以下だと軽量鉄骨というのはコスト的な意味でも一般的だと思います。
ヘーベルハウスでは最近は2階建てでも重量鉄骨を選べるようになってます。
先にも出ましたが、軽量鉄骨の家の耐震性能試験結果をヘーベルハウスが公表していない点から、ヘーベルハウスの真価を発揮したいなら、重量鉄骨を選ぶことを私は個人的にはお勧めしたいですね(旭化成の人みたいになってきたぞ)
なるほど。
大佐が思うヘーベルハウスの強みである
耐災害性能。
それを最大限に活かすためには
ヘーベルハウスの中でも
重量鉄骨を選ぶ!というのがおススメだそう✨
ただし、坪単価100万~と
なかなかにお財布的には
厳しい部分もありそうです💦
(・・うちだけじゃないですよね?)
”大きな窓”、”大空間”という点からみると?
実は我が家もヘーベルハウスを
検討していた時期がありました。
我が家の重視した点は大佐とは違いますが
大きな窓を取りたい、柱のない大空間のリビングにしたい
というところから鉄骨メーカーを探していたのです。
ということで、これについても聞きました!
大きな窓を取りたい、柱のない大空間が欲しいという点についてどう思いますか?
耐災害性をそこまで重要視しないならば、その理由でヘーベルハウスを選ぶとするとオーバースペックになるという可能性もあるのでしょうか?
私は個人的には、借景が望めてカーテンを閉める必要がないような敷地でもない限り大きな窓を取る必要はあまり感じてません。
ただ、柱のない大空間という意味では一部の木造ラーメン構造系(SE構造とか有名だからググってみてね)、RCラーメン構造、S造(要は鉄骨造)でも重量鉄骨が有利ではありますね。
大空間が取りやすいってのはヘーベルハウスのメリットというより、鉄骨住宅のメリットかなぁと思います。
はい。ググってみました!
SE構法とは・・
・品質が安定した集成材を使っている
・柱と梁を特殊な金物で接合していることで揺れに強い
→構造的に必要な柱や壁が少なくても耐震性の高い空間が実現できる
ということでした!
参考:
高層ビルとかでガラス張りのビルがありますよね?グラン東京タワーとか。
あれって、壁は構造を支えていないからできるんですよ。
同じことを家でもやろうと思えばできる。
ただ、ヘーベルハウスの場合、壁一面全面窓ってのは実は得意じゃないんで、そういうのがやりたいなら、大手なら積水ハウスさんとか住友林業さんに行くべきかな
そして、耐震性能についてオーバースペックが悪いことは正直無いと思っています。
1000年に一度が明日来るのか、999年後に来るかなんてわかりませんからね。
ただ、RC造やS造って木造に比べて家自体の重量が重いので、土地の地耐力が必要になります。
いくら家だけ頑丈でも地面がゆるゆるだったらダメなことは想像つくと思いますが(砂上の楼閣)、相応に土地改良にも費用を掛けないとダメですね。
ヘーベルハウスでは壁一面全面窓、
というのは得意ではない・・
https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/tenjijou/detail/245/img/PHOTO8.jpg
ヘーベルハウスで”大きな窓と言ったら
こんな感じ?
一方で、例に出てきた住友林業だと
https://sfc.jp/ie/map/img/974i_1.jpg
このような感じとか
積水ハウスだと
https://www.sekisuihouse.co.jp/liaison/13/3058000030/slides/n_PhotoLibrary5.jpg?20210507111234
このような感じですかね?
大佐曰く大開口っていうのは
これくらいやって大開口だ!とのこと↓
ヘーベルハウスの仕組み上仕方ないんですが、窓を鉄骨に固定しているんですよ。
ヘーベルハウスの鉄骨ってコスト対策もあって、規格化されたパーツしかないので、その規格パーツに合う窓がそもそもラインナップにそんなにない! だから得意じゃないw
あと、そもそもコンセプトが大開口で外を眺めようじゃなく、狭い首都圏の土地でALCの壁にがっちり守られた家がコンセプトだから、あんまり大開口に力をいれてないんじゃないかなって個人的に思ってますがね。
フォールディングウィンドウで掃き出し窓よりすっきり開く窓はあるけど。
住林さんみたいに、床から天井までのすっきりとした全面ガラス張りみたいなのはラインナップでは見かけなかった!
”大きな窓”といっても
ヘーベルハウスぐらいで満足できる人もいれば
住友林業や積水ハウスのような
一面窓!でなければ嫌な人も。
”大きな窓”が何を指すのかによって
選択が変わってくるので、
そこをきちんと整理しましょう!
窓に限らずですが。
・・・というのが
我が家の反省でもあります💦
まだ詳細を書いていなかったので、
そのうち我が家の
失敗例を書きたいと思っています😓
話が少し逸れましたが、
ヘーベルハウスに限らず大空間を取りやすい!
という点は鉄骨住宅全般の強みと言えそうです。
資産価値ってどうなの?
これは、同じく我が家がヘーベルハウスを
検討していたときに強みとして説明された話。
家自体の価値が消滅しているような年数経った
家を査定してもらって、
壁が厚いから800万の値が付いた、
という話をされたのを覚えています。
敢えて、資産価値が残りやすいように
厚いへーベル板を使っていると。
それについては・・
まず”マジかw”と鼻で笑われた上で・・💦💦
へーベル板の厚みは壁で70mm、天井で100mmが標準ですね。
でもその話は営業トークだと思うけどなぁ。
うちは資産価値って全然考えてなかったです。
そもそも土地が東急東横線沿線なので、土地の資産価値しかないと思っています。
そもそも今の日本の建築行政の仕組み上、古い家の資産価値があまり評価される仕組みもない。
建物としての耐久性とかそういう意味では、確かに有利な部分はあるとは思いますがね。
錆びてさえいなければ鉄は長持ちしますし。
800万の価値がついたお話は、ストックヘーベルハウスって仕組みで、ヘーベルハウスを手放すときに旭化成で買い取りますよ!って仕組みがあって、旭化成がつけた値段だと思われ。
一般的には、築年数や現況次第では二束三文なんて当たり前だと思っておいた方が良いと思いますけどね。
・・・ということでした😓
つまり、まとめると・・??
我が家がヘーベルハウスの理由は、以下に集約されます。
・川崎市がそもそも多摩川氾濫域の土地
・氾濫域の地盤は基本的に弱い
・住宅密集地だから火事とかありえる
兎に角強みって防御力だと思っています。
それ以外あまり思いつかないかな。
ヘーベルハウスのファンでもないし、別に見た目が好きなわけでもないし、本当は木造住宅の方が好きだけど、RC住宅だともっと高くつくので、比較的お手頃に防御力の高い家を建てられるという意味で、ヘーベルハウスを選んだだけなんですよね。
ということで・・
思ってた以上に大佐が感じる
ヘーベルハウスの強みは、
耐災害性能に振り切れていました🤣
私はヘーベルハウスのような
シンプルで近代的な見た目、
好みなのですよね。
この辺りからも既にかなり人それぞれですね 😅
余談ですが。
(出身地の)北海道に家を建てていたら、恐らくほぼ確実にスウェーデンハウスでしたな!
ですって!
大佐の好みはスウェーデンハウス✨
ほんとのまとめ
ヘーベルハウスオーナーで建築学科を出ている
ズブロッカ大佐に
ヘーベルハウスの強みについて
聞いてみました!
大佐にとっては何をおいても耐災害性能!!
本当は木造が好きだし、見た目も好みじゃない。
でも何を目指すかがはっきりしているので
そこを納得していると後悔もない。
そんな様子が伺えました。
次回は逆に
”ヘーベルハウスの弱みについて”
聞いてみました✨
”弱み”の方が建築的な知識を
沢山教えてもらい、私は終始
「へぇ~、なるほど✨」
「ほぉ~、凄い‼️」
となりっぱなしでした笑
是非お楽しみに🎵
応援、よろしくお願いします🌻